アマチュアの六車日那乃 メジャー参戦の姉弟子を刺激に、ジンギスカンとラーメンを力に

姉弟子に負けじと国内での活躍を目指す(撮影/石井操)

◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 事前(5日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6611yd(パー72)

今年のプロテストに4度目の挑戦で合格を目指すアマチュアの六車日那乃(むぐるま・ひなの)が、今年4戦目のツアー競技に出場する。2次予選(9月中旬~10月中旬、3ヵ所開催)出場から最終テスト(10月31日~/岡山・JFE瀬戸内海GC)に向けて取り組む中、今季出場3戦で予選落ち2回の六車は「予選通過して4日間安定したプレーをすること」が目標だ。

アマチュアがプロの試合で得られるものは多い。「難しいコンディションなので、狙ったところに打てるかとか、攻め方だったり。学びがある」。少しでも“ゴルフ偏差値”が上がれば、適応力も上がる。「去年に比べたらいい状態にしていけているかな。もうちょっとコースマネジメントをしっかりしていきたいけど」と自己分析。師事する辻村明志コーチとも話し合って「技術だけじゃなくて、自分に足りないのはメンタル面。自分を勇気づけられるのは自分しかないって気持ちを持てるように。自分をいかにコントロールできるかが課題」と足りないピースを求める。

今週は海外メジャー「全米女子オープン」(カリフォルニア州・ぺブルビーチGL)があり、同じ辻村門下の上田桃子と吉田優利が出場する。そんな“姉弟子”の存在に、「やっぱり…すごく羨ましいというか…(自分も)行きたい」と刺激を受けている。

北海道開催の今大会、うれしいのは「ご飯が美味しい」ということ。「夏になるといつも5~6kg落ちるけど、今年はトレーニングで筋肉を増やしてきたので落ちないし、ご飯も食べられている」。現地入りした月曜日はジンギスカンとシメの味噌ラーメン、火曜日は海鮮ものを食べた。「ご飯の量は食べられない方だけど北海道に来たら食べちゃう」。食欲を予選突破のエネルギーに変える。(札幌市南区/石井操)

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