三戸で日暈確認/気温上がる予報

三戸町から確認された日暈=5日午後0時1分

 青森県三戸、田子町周辺で5日昼ごろ、太陽の周りに光の輪ができる日暈(ひがさ/にちうん)やハロと呼ばれる現象が確認された。

 日暈は、高い位置の薄雲に含まれる氷の粒に太陽光が反射し、屈折して起きる現象。低気圧の接近など、天気が悪くなる前に見られるという。仙台管区気象台によると、気象台として日暈は観測していないものの「5日の気象条件は、日暈が発生する条件に合致する」という。

 気象庁のデータによると、同日の三戸町の最高気温は県内最高の29.6度で、30度をわずかに下回ったものの同町を含む7地点で「最も暑い時期を上回る」気温を記録した。弘前市の最高気温は29.0度、青森市が25.2度、八戸市が23.6度だった。

 同庁によると、6日の三八地方は33度と予想されており、インターネット上のピンポイント予報では7日の三戸町の最高気温は34度。30度超えの予報に接し、同町民は「日暈は天気が悪くなる前兆というけれど、いよいよ本格的な暑さがやってくる」と渋い顔で話していた。

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