NHKの「ニュースウオッチ9」で、家族が新型コロナウイルスに感染して亡くなったと受け取られるような編集、放送をされたとして、番組の取材を受けた遺族らが5日、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会に審理申立書を送ったと発表した。
遺族らは、新型コロナワクチンが原因で夫や母親が死亡した疑いがあると主張。代理人の青山雅幸弁護士は「当初から遺族の思いを分かりながら、それを報道する気がなかったと推察される。遺族の心情を踏みにじる放送がなされたことは人格権の侵害だ」と訴えた。
NHKは5日、「ご遺族や視聴者に改めておわび申し上げる。BPOに引き続き協力する」とコメントした。