町田が大分との上位対決制す!2位から6位が3pt差の団子、大宮は待望16試合ぶりの白星【明治安田J2第24節】

5日、明治安田生命J2リーグ第24節の11試合が各地で行われた。

首位のFC町田ゼルビアは、3位・大分トリニータとアウェイで対戦し、上位対決を制した。

町田は38分、古巣戦となった下田北斗の左足から先制点を奪う。ハーウウエーラインをやや越えた右サイドからのFKでゴール前に長いボールを送ると、エリキが頭で流し、デルランが処理をミス。こぼれたボールをチャン・ミンギュが蹴り込んだ。

勝ち点差を詰めたい大分はハーフタイムで2選手を交代して反撃に転じると、54分にはゴール前で続けざまのシュートを浴びせる。だが、町田も分厚い壁を築いてこれをしのぐと、63分にはエリキがカウンターからの独走弾を沈め、87分には再び下田のFKから翁長聖が沈めて勝負あり。守っても5試合ぶりの完封で3ポイントを積み上げた。

味の素スタジアムでも2位・東京ヴェルディと5位のV・ファーレン長崎の上位対決が行われ、アウェイの長崎が逃げ切った。

増山朝陽の加入後初ゴールで29分に先手を取った長崎は、後半開始早々にカイオ・セザールがこの日2枚目の警告を受けて退場となるも、68分にフアンマ・デルガドの一振りで突き放す。

東京VもJデビューとなった特別指定選手の新井悠太が見せ場を作り、89分にいきなりの初ゴールも記録したが、反撃及ばす1-2でタイムアップを迎えている。

4位・ジュビロ磐田は古川陽介のPKなどで18位・ツエーゲン金沢を振り切り、6戦負けなしとする3試合ぶりの白星。6位・ヴァンフォーレ甲府は鳥海芳樹の先制点を皮切りに大量5得点を奪い、13位・ブラウブリッツ秋田に快勝している。

7位・清水エスパルスはカルリーニョス・ジュニオの2ゴールと乾貴士の得点で、12位・ベガルタ仙台とのアウェイゲームに勝利し2連勝。8位・ファジアーノ岡山は11位・藤枝MYFCと顔を合わせ、3点のビハインドから2点を返すも、反撃及ばなかった。

また、下位の4チームの揃って勝利。19位・水戸ホーリーホックは16位・徳島ヴォルティスを破り、4試合ぶりの白星。20位・レノファ山口FCは9位・モンテディオ山形を退け、直近4試合を2勝2分けの負けなしとした。

21位のいわきFCも長期離脱から復帰した岩渕弘人の3試合連続ゴールで栃木SCを撃破。そして、15位・ジェフユナイテッド千葉と対戦した最下位の大宮アルディージャも、90分にセットプレーからアンジェロッティが劇的な決勝点を挙げ、実に16試合ぶりの勝利を手にしている。

◆明治安田生命J2リーグ 第24節

ベガルタ仙台 0-3 清水エスパルス

いわきFC 1-0 栃木SC

水戸ホーリーホック 3-1 徳島ヴォルティス

ザスパクサツ群馬 1-1 ロアッソ熊本

大宮アルディージャ 2-1 ジェフユナイテッド千葉

東京ヴェルディ 1-2 V・ファーレン長崎

ヴァンフォーレ甲府 5-1 ブラウブリッツ秋田

ジュビロ磐田 2-1 ツエーゲン金沢

ファジアーノ岡山 2-3 藤枝MYFC

レノファ山口FC 1-0 モンテディオ山形

大分トリニータ 0-3 FC町田ゼルビア

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