上越市は5日、企業版ふるさと納税(人材派遣型)による寄付を行った第一生命保険(本社・東京都)へ感謝状を贈呈した。
市と同社が令和3年度に締結した包括連携協定に基づく取り組み。同社は寄付と合わせ、今年4月から長岡支社の井川和歌子さん(47)を市に派遣。市は任期付職員(令和7年3月までの2年間)として、子ども子育て部・こども政策課に任用、配属している。
同日は古野貴久支社長(49)らが市役所を訪問。中川幹太市長は「市の子育て環境の充実に大きく寄与するもの」と謝意を示した。古野支社長は「子育て支援を中心に、健康推進や人口問題など、市の課題と擦り合わせながら支援していきたい」と話した。
井川さんは同課において、令和7年を初年とする次期「子ども・子育て支援総合計画」の策定準備に携わっている。この3カ月間を振り返り、「行政の皆さんが市民のため真摯(しんし)に取り組んでいることが分かった。これからもリレーションシップ(関係づくり)を図っていきたい」と意欲を示した。