味の決め手は焼き鳥のたれ…起死回生の唐揚げ弁当で「最高金賞」 からあげグランプリ弁当部門

弁当を手にする川岡新太郎さん

 日本一の唐揚げを決める「第14回からあげグランプリ」(日本唐揚協会主催)の弁当部門で、神奈川県横須賀市芦名の焼き鳥店「佐島340」の「秘伝のタレ唐海苔弁当」が最優秀の最高金賞に輝いた。新型コロナウイルス禍の苦境に起死回生を目指して生み出した味が高く評価された。

 弁当は店頭で販売しており、税込み980円。ノリを敷いたご飯の上にたれを付けた唐揚げ、卵焼き、ニンジン、インゲンのごまあえなどが載っている。

 唐揚げに向く鶏肉の部位を選んで切り取り、鶏皮で全体を包むように揚げているため、冷めてもかりっとした食感を楽しめる。味の決め手は焼き鳥にも使っているたれで、炭火焼きの香ばしさが溶け込んでいるという。

 大会は4月に都内で開かれ、弁当部門には34店舗がエントリー。弁当全体の味のバランスの良さが評価されたという。

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