20歳望月慎太郎、グランドスラム本戦初出場での白星ならず。世界15位ポールに食らいつくもストレート負け[ウィンブルドン]

望月慎太郎、初めてのグランドスラム本戦を白星で飾れず

現地7月5日に大会3日目を迎えた「ウィンブルドン」、男子シングルス1回戦が行われ、予選から勝ち上がっている望月慎太郎(IMG Academy/同212位)は、第16シードのトミー・ポール(アメリカ/同15位)に5-7、3-6、1-6のストレートで敗れ、グランドスラム初勝利を挙げることはできなかった。

2019年のウィンブルドンジュニアで優勝している20歳の望月は、今大会予選から出場。シード選手2名を破って、グランドスラム初の本戦出場を決めた。

そのデビュー戦の相手となったのが、前哨戦の「ロスシー国際」(イギリス・イーストボーン/ATP250)で準優勝し、自己最高となる世界ランク15位となったポール。今年の全豪オープンではベスト4に入るなどの実力を見せている。

試合は、ストロークだけでなくネットプレーもバランスよく織り交ぜて攻めるポールに対し、望月も体勢を崩されながらも食らいつき返球。第6ゲームで先にブレークされたものの、直後のゲームですぐさま追いついた。そのまま互いに譲らず、タイブレークに持ち込まれるかと思われたが、望月のフォアハンドにミスが出て痛恨のブレークを許し、5-7でセットを落とした。

拮抗した展開だっただけに悔しさをにじませた望月は、第2セット第2ゲームでブレークされたが、丁寧なストロークでコート深くに配球しポールを押し込んでチャンスを作っていく。それでも相手は世界15位。勝負所で一枚上をいかれ、3-6とセットを連取されてしまうと、第3セットも第2セット同様に最初のサービスゲームを失う。望月はミスが早くなりポールにプレッシャーをかけられない。1-2から4ゲームを連取され、1-6とストレートで敗れた。

勝利したポールは、2回戦で4年ぶりにウィンブルドンの舞台に帰ってきた元世界ランク3位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ/同849位)と対戦する。

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