決定と異なる利上げ主張も 米FRBの6月会合議事録

米首都ワシントンのFRB本部

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は5日、6月13~14日に開いた前回の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表した。11会合ぶりに政策金利の据え置きを決めたが、複数の出席者が経済活動が堅調だったなどとして利上げ継続を主張したことが明らかになった。

 前回会合では政策金利を5~5.25%に維持した上で、年内にあと2回の利上げが必要になるとの見通しを示した。投票権を持つ出席者の全員が決定に賛成したものの、議事録は金融引き締めに積極的な姿勢が根強いことを映し出した。

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