県内に夏祭りシーズンの到来を告げる長浜神社(大分市長浜町)の夏季大祭が5日、始まった。雨が降ることが多いため「雨の長浜さま」と呼ばれるものの、初日は夕方から日が差し、浴衣姿の若者や家族連れらでにぎわった。7日まで。
周辺5町の子どもみこしが巡行。太鼓とかねでチキリンばやしを響かせ、「わっしょい」と威勢よく練り歩いた。
大手町子ども会は新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの参加。長浜小6年の関菜渚子(ななこ)さん(12)は「いつもの祭りの雰囲気が戻ってきたみたいで、うれしい。にぎやかに盛り上げたい」と話した。
神社周辺は歩行者天国になり、かき氷や金魚すくいなど約100の露店が並んだ。名物の縁起物「おみか餅」の販売や庄内子供神楽の奉納もあった。
6日はみこしの巡行や宇目神楽、7日も長浜神楽、獅子舞がある。両日とも歩行者天国は午後5時半~9時半。