那須雪崩事故の損害賠償金3億8千万円 栃木県議会臨時会議で補正予算案「可決」

 栃木県議会の臨時会議が5日開かれ、那須雪崩事故の遺族への損害賠償に要する費用3億8千万円の補正予算案を可決しました。

 今回編成された補正予算は那須町で2017年、登山講習中だった大田原高校の生徒と教諭8人が亡くなった雪崩事故を巡る民事訴訟の判決を受けたものです。損害賠償金の2億9千万円と判決に基づく遅延損害金9千万円の合計3億8千万円で、県高体連が支払うべき賠償金もいったん県が全額支払います。

 福田富一知事は臨時会議で「事故の反省と教訓を継承し、教育活動において安全管理の徹底と安全教育の充実をはかっていく」と述べました。

 そして採決が行われ補正予算は全員一致で可決されました。

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