大森屋 丹波市に食品提供 福祉活動を支援

大森屋は兵庫県丹波市の社会福祉協議会に同社の製品を提供し、フードドライブなどの活動を支援している。両者は今年3月、食品等の提供に関する合意書を締結。6月27日には稲野達郎社長が丹波市を訪れ、協議会の田口勝彦会長に味付海苔やふりかけ、スープなどを届けた。この日が3回目で、これまで合わせて約530個の商品を贈った。今後も月1度のペースで続ける考え。

田口会長は「コロナ禍での特別貸付が打ち切られ、市内でも生活困窮者が増えている。こうした善意をしっかり届けていきたい」と述べた。

稲野社長の話 来年で市制20周年を迎え、歴史と自然の豊かな丹波市と食を通じ関係を持つことは光栄。メーカーは製造・販売を通じ食品を届けるのがメーンだが、昨今はSDGsの観点から食育や飢餓撲滅に取り組む姿勢が重要になっている。子どもたちがおいしいご飯をお腹いっぱい食べて、元気溌剌になることは日本の希望だ。この活動をその一助としたい。

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