【新日本】デスペラードとの死闘を制したモクスリー「葛西、オマエとデスペラードに感謝を言いたい」

新日本プロレスは7月5日(水)、東京・後楽園ホールにて『NJPW STRONG INDEPENDENCE DAY』を開催した。

『レック Presents NJPW STRONG INDEPENDENCE DAY』
日時:2023年7月5日(水) 17:30開場 18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,401人

メインイベントでは前夜に続きエル・デスペラードとジョン・モクスリーがシングルマッチで対戦した。

「FINAL DEATH」のタイトル通りデスマッチアイテムが設置されたリングで、両者が激しくぶつかり合い場内もヒートアップ。

前日のタッグ前哨戦での激しい交戦に続き、両者は場内を所狭しと暴れまわり、放送席で見守る葛西純を背にデスペラードも反撃を試みパールハーバースプラッシュを決めるも、これをモクスリーは跳ね返す。

モクスリーは粘るデスペラードを追い込み、最後は二発目のデスライダーを炸裂させ3カウントを奪取。

20分にわたる死闘に終止符を打った。

<試合結果>

▼第9試合 60分1本勝負
FINAL DEATH
エル・デスペラード ×
vs
ジョン・モクスリー 〇
20分33秒 デスライダー→片エビ固め

試合後、勝利を収めたモクスリーはマイクを手に取り、「ここ後楽園ホールでプロレスをできることが、そしてその一部になれることが特別なものだから。ここ後楽園ホールはプロレスの心臓部分なんだ。これは世界中で知られている事実なんだ。ここにいる全ての人たち、俺らやファンにとって特別な場所なんだ。
数年前、初めてここを訪れた時、俺はここで洗礼を受けて、生まれ変われたんだ。これも東京のファンのオマエらのお陰だ。オマエらからもらったものは、言葉で言い尽くせない、お金でも決して買えないかけがえのないもので、世界で一番大切なものだ。俺の心の一部はいつもここ、東京の後楽園ホールにある。命ある限りここ東京の地に、NJPWに帰って、最高のものを見せてやる。ファンからもらった大切なものを返すために。」と熱いメッセージを述べた。

続けて対戦相手となったエル・デスペラードに対し「俺はこれまで世界中のサディステックで邪悪でいやらしいプロレスラーたちとデスマッチプロレスリングを闘ってきた。そしてエル・デスペラードよ、今夜の試合を終えて、オマエはその中でもトップに君臨するということを言っておく。
そしてオマエの友達、ジュン葛西も俺にとっては特別な存在だ。葛西、昨日の試合で闘えたこと。アメリカの友人で今は亡きデスマッチレスラー、ダニー・ハボックのヒーローだったオマエと闘うことで、試合には負けたけれど、友人に近づけた気になった。だから、葛西、オマエとデスペラードに感謝を言いたい。俺は負けることはあっても2度負けることはない。1度崖っぷちに立たされることがあっても、2度目はない。デスペラード、覚えておけよ」と語り、大会を締めた。

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■試合後バックステージコメント

モクスリー「(リングの方を指差し)外でも言ったけれど、もう一度言う。NJPW、トーキョーに感謝する。ここ(後楽園ホール)は俺にとって特別な場所だ。コーラクエンホールに帰ってくるたびにこれからも俺の出し尽くせる全てのスキルとハートをさらけ出して、最高のものを見せたいと思ってる。歳を取るごとに与えられるものは減っていくと思うが、その時々のベストを尽くすよ。俺はデスペラード、カサイ、タナハシ、イシイ、スズキ…NJPWのどんな対戦相手に対してもNOと言ったことはないし、これからも言うつもりはない。やがてある日、リストに残る対戦相手がいなくなるだろう。その日がきたら、夢は現実のものとなるだろう。お前達の夢、そう、この俺が、NJPWの持つ全てのタイトルやトーナメントを制覇する日だ。どんな相手、どんなスタイル、どんな場所でも関係ない。俺は世界最高のプロレスラーだ」

デスペラード「(※フラフラとした足取りでインタビュースペースに着くと、床に寝そべり)悔しい! (※体を起こして四つん這いになり)クソー! 悔しい!(※立ち上がって)Final Death。前にも言ったな。俺はデスマッチじゃ死なねぇぞ。しつこいぞ! モクスリー、勝つまでやってやるからな!(※フラつきながら控室へ)」

<写真提供:新日本プロレス>

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