“山の嫌われ者”研究してみない? 秦野で調査イベント 「まだまだ未知の生物」自由研究のテーマにも

表丹沢野外活動センター(資料写真)

 三重県で“山の嫌われ者”のヤマビルの生態研究を続ける「子どもヤマビル研究会」のメンバーと、秦野のヒルを調査するイベントが表丹沢野外活動センター(秦野市菩提)で29日に開催される。

 同研究会はヤマビルが発生する鈴鹿山麓地域で、メンバーの小中学生たちが生態を観察・研究していて、近年は成果をまとめた書籍が反響を呼んでいる。

 イベントでは、メンバーに捕り方を教わった上で捕獲したヤマビルの生態を観察・記録して触れ合うなど、交流を図りながらヤマビルを研究する。

 県内では丹沢山地東部を中心に生息し、秦野市では山間部での目撃情報や吸血被害が発生している。主催するヤビツ峠でレストハウスを運営する丹沢MONの平野有恒代表は「まだまだ未知の生物なので新発見も多く面白い。夏休みの自由研究のテーマにもしてもらったら」と話している。

 対象は小学4~6年生と中学生。参加費は無料で定員15人(先着順)。時間は午前8時半~午後4時半。申し込み・問い合わせは、hiru@tanzawamon.co.jpまで。

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