明治村が「SL9号」吊上搬出作業の見学会を実施、オーバーホール基金への寄付者限定で

愛知県犬山市の博物館明治村で動態保存されているSL9号(写真:明治村)

愛知県犬山市の博物館明治村は、1912(明治45)年に製造された動態保存機関車「蒸気機関車9号(SL9号)」のオーバーホール(大規模修理)を行います。修理期間は約2年間の予定です。

これにともない、明治村は「SLオーバーホール基金」対象者向けの特別イベントとして、SL9号を館外に搬出する際に修理方針の説明と吊上搬出作業の見学会を実施します。

◆実施日
7月25日(火)10:15 ~ 11:30(予定)
※当日は明治村休村日のため、一般の方は見学できません

対象者は2023年7月14日(金)までに、「SLオーバーホール基金」へ10万円以上寄付された方。寄付は明治村の寄付受付WEBサイトで募集しています。

明治村のSL9号はアメリカ・ボールドウィン社製の蒸気機関車。1912(明治45)年に輸入され、富士身延鉄道や日本鋼管鶴見製鉄所で使用されました。1973(昭和48)年に明治村に譲渡され、現在まで動態保存されています。

先日はオーバーホール前の最後のイベントということで、SL12号との重連運転が行われました。

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