男児けが、後頭部を4針縫う…母やおじらと訪れた川の博物館、倒れた看板当たる おじが気付き「通報して」

川の博物館で看板倒れ、男児が後頭部けが

 埼玉県教育局は5日、寄居町小園の県立川の博物館で2日正午ごろ、屋外施設で看板が倒れて小学5年男児(10)の後頭部に当たり、4針を縫うけがを負ったと発表した。

 県教育局によると、倒れた看板は同館の屋外施設「荒川わくわくランド」内の遊具「スルスルカーゴ」の遊び方を説明するために設置されていたもの。看板は高さ2.3メートルの木製支柱に50センチ四方のステンレス製プレートが上下に二つ取り付けられていた。木製支柱が腐食していたとみられ、県教育局で原因を詳しく調べている。

 男児は祖父母や母親、妹、おじと博物館へ遊びに来ていた。おじが事故に気付き、家族が施設職員に救急通報を要請した。男児は救急搬送されたが意識はあり、治療後に帰宅し、5日から通学を再開した。

 事故後、博物館は敷地内に設置されている全ての看板を緊急点検し、安全性を確認した。

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