中国コロナ死者、6月に45%増 発熱は減少傾向

 【北京共同】中国疾病予防コントロールセンターは6日までに、6月に新型コロナウイルスで239人が死亡したと発表した。5月の164人と比べて45%増となった。6月1日に28万8千人だった発熱外来の受診者数は30日には16万4千人まで減少した。

 中国ではコロナが再流行し、専門家は6月末にピークを迎えて1週間に6500万人が感染すると予測していたが、6月の感染者数は公表されておらず、再流行の実態把握は困難だ。

 中国当局は感染を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策を1月に終了した際に正確な感染者数の公表を取りやめている。

 中国では、4月下旬から再び感染が拡大した。

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