「調査特別委」を発議も否決 市長の高額接待疑惑で市議会 「市の名誉侵害された」/岡山・津山市

岡山県津山市田邑・一宮地域での太陽光発電事業をめぐり、谷口圭三市長が事業者から高額接待を受けたとする疑惑がインターネットのニュースサイトなどで報じられたことについて、市の名誉が著しく侵害されたとして、同市議会の7人が、4日の本会議で調査特別委員会の設置を発議。賛成少数で否決された。

提案理由は「高額接待疑惑を報じられた市長は、身の潔白を明らかにするとともに、本市の名誉回復のための訴訟まで行った。しかし東京地裁は、接待の事実があったとは認められないと判断する一方、記事の違法性は否定、市長の請求は棄却された。この裁判結果は全国の主要地方紙でも報じられ、本市の名誉が重ねて侵害される結果となった」とした。

調査内容は事業の経緯・経過や、ニュースサイトを運営する扶桑社(東京)の報道の在り方などとしていた。中島完一議長を除く24人の採決では8人が賛成、16人が反対した。

© 津山朝日新聞社