「楽しく学ぶ!世界動画ニュース」ゴールデン進出! バイきんぐ・小峠「今の日本のバラエティー界ではありえない布陣」

世界各国の動画から“世界の今”を浮き彫りにしていくテレビ朝日系の情報バラエティー「楽しく学ぶ!世界動画ニュース」(土曜午後10:00)が、10月から木曜午後7時枠のゴールデン帯に進出することが分かった。

「楽しく学ぶ!世界動画ニュース」は、メインキャスターのバイきんぐ・小峠英二をはじめ、いとうせいこう、元朝日新聞記者の稲垣えみ子氏、編集者の堤伸輔氏、平成ノブシコブシ・徳井健太ら個性あふれるコメンテーターが、動画を見ながら「なんで?」「どうして?」と思った疑問を語り合うことで、世界を楽しく学ぶことができる番組だ。

深夜のバラエティゾーン「バラバラ大作戦」で放送していた「ブイ子のバズっちゃいな!」から始まる“世界の動画から世界を学ぶ”というコンセプトは、2021年「電脳ワールドワイ動ショー」へと引き継がれ、22年からはさらに進化した「楽しく学ぶ!世界動画ニュース」としてリニューアルした。23年4月のゴールデン特番では、個人全体5.5%(世帯8.3%)という視聴率(ビデオリサーチ調べ。関東地区)を記録し、民放横並び2位を獲得している。

このゴールデン昇格に、MCの小峠は「このメンツでゴールデンに進出するなんて、ものすごくチャレンジングですよね(笑)。そもそもゴールデンをやる顔ぶれじゃないですからね。今の日本のバラエティー界ではありえない布陣ですよ!」と驚きを隠さない。さらに、「ゴールデンに行くからといって気負うようなメンバーではないので、今まで通り楽しくやれれば。スタッフさんが厳選してくださった世界の動画と、ほかにはない個性派コメンテーター陣のスタジオトーク。この二つを武器に、果たしてゴールデンでどこまで戦えるのか、どんな前例を作れるのか、楽しみにしています」と率直な心境を語った。

そんな個性派コメンテーター陣の1人であるいとうは「ゴールデン特番の反響がよかったと聞いた時、『これは昇格もありえるな』というヤバい予感がしたんですよ(笑)。でも、僕たちがやっていることが若い層に伝わったのなら、それはうれしいこと。現代は世代で分断されているのかと思いきや、意外とちゃんと見てくれる若い人たちがいるんだなと感じ、心強く思いました。この『世界動画ニュース』は“意気込み”を持ってはいけない番組! 動画を見て感じたことを、ありのままに皆さんに伝えていく。それが淡々とできればいいんじゃないかな」と、やはりこれまで通りの自然体を強調する。

深夜時代から出演してきた稲垣子氏も「近所のおばあちゃんたちから『この番組だけは夜遅くまで起きて見ているよ』とよく言われます。ゴールデンになると放送時間が早くなるので喜んでくれるはず。おばあちゃんたちへの孝行ができて、私もうれしい」と笑顔で喜びを伝える。

堤氏は「われわれコメンテーター陣は脱線部分も含めて、まだまだAIにはできないトークや議論を皆さんにお見せできるんじゃないかな。将棋ファンの間では、藤井聡太七冠がAIでも候補にあげないような手を指した時、“AI超え”だと盛り上がりますが、われわれ3人もゴールデンでAI超えできるか挑戦していこうと思います」と意欲を燃やす。

また、多彩なレギュラーメンバーの中でも、最年少の徳井は「僕は現在43歳で、バラエティーの現場でも自分が一番年上というケースが多くなってきたのに、この番組ではレギュラー最年少。スタジオでは遠い親戚としゃべっているような、どこか安心する感覚がありますね。でも、実をいうと僕、この番組が自分の芸能生活においてめちゃくちゃ大事なポイントになると思っていたんです。VTRを見てトークする番組なんてやったことがなかったのにこういうチャンスがめぐってきたので、うまくいけば自分の可能性が広がるなと考えていました。ゴールデン進出と聞いて、今、僕ってすごく見る目があったなと思っています」と満足げな様子を見せた。

そして、小峠と共に番組の進行をする下平さやかアナウンサーは、「テレビの力を信じているので、ゴールデンタイム進出と聞いて素直にうれしく思っています。SNSのように“分かる人だけ分かってもらえればいい”という閉鎖的な世界ではなく、1人でも多くの方々に見ていただきたいですし、ぜひご家族そろって楽しんでいただきたい。昔ながらの“テレビへの信頼”を皆さんから寄せていただける番組だと思います」と自信をのぞかせた。

10月の放送からも「楽しく学ぶ!世界動画ニュース」は、ほかの番組では見られない世界中の衝撃的な動画を届ける。コメンテーター陣のうんちくあふれる脱線トークにも大いに期待。なお、スタジオには謎の“バーチャルキャラクター”が新加入する。

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