「聞いたこともないような大きな音」橋げた落下の瞬間を見たドライバーが証言 静岡・国道1号バイパス【ドラレコ映像あり】

7月6日未明、静岡市清水区の国道1号バイパスの工事現場で橋げたが落下し、50代の男性作業員2人が死亡し6人が重軽傷を負った事故。SBSは橋げたが落ちる瞬間を収めたドライブレコーダーの映像を入手し、運転手に事故発生の瞬間について聞きました。

<滝澤悠希キャスター>

どこで事故はご覧になったんでしょうか?

<運転手>

「沼津で作業を終えまして、沼津方面から清水・静岡方面へ走行中、現場手前は工事で通行止めだったので、う回路として右側にいって本線に入った時点で大きな1回目の音がして、事故現場の横を走行している間10秒ぐらいの間ですが、とても大きな音がしました」

<滝澤悠希キャスター>

左側に見えるように、事故が発生したということだったんですね。

<運転手>

「本線に入った時点で大きな音がして、事故現場付近で火花が見えました。何か落ちてるなと思いながら走行して、大きな音はなくなりました。真っ暗ではなかったけど、暗い中でもう火柱しか見えなかったっていうか、火柱って気がついたっていうか上に橋げたがあるのが、そういう感じでしたね」

<滝澤悠希キャスター>

火柱は左斜め前ぐらいに見えたということですかね?

<運転手>

「そうです」

<滝澤悠希キャスター>

どのような様子でしたか?

<運転手>

「火柱は一瞬でしたけど、とても大きく、鉄がこすれるとバッて出る火柱が一瞬見えて、とともに大きい音が、聞いたこともないような大きな音が聞こえたもんですから。もう心臓がドキドキしたっていうか、とにかく聞いたことがない音でした。本当にびっくりしました」

「その後会社に帰りまして、何が落ちたのかわからず、もうとにかく大きな音がしたからトラックについてるドライブレコーダーの確認してくれということでSDカードを抜いて、提出しました」

<滝澤悠希キャスター>

現場には残らずにそのまま車を通過させていった?

<運転手>

「そうですね、止める場所もなかったですし、そのまま通過するっていうことで、もうそんなに大きな事故が起きてるっていうこともわからず、ただ通過して何の音だったんだろうっていう、ただただそれだけです。あんな大きなものが上から落ちてくるって、もう本当に一瞬の、音としては10秒ぐらいだったんですけども、落ちた秒数にすれば、1~2秒ぐらいだったと思うんですよ。それはもう避けられない。下にいた人は絶対避けれないから、もう二度とこういうことが起きなければいいなと思います」

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