笹生優花が107ydを5番アイアン? ペブルビーチの7番に強風は吹くか

雄大な海に面したグリーンが余計に小さく見える7番(撮影/高藪望)

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 事前(5日)◇ペブルビーチGL (カリフォルニア州)◇6509yd(パー72)

女子メジャー初開催となるペブルビーチGLの名物ホールといえば、7番のパー3。わずか107ydでも、強烈な海風の影響を受ける打ち下ろしで番手選びが悩ましい。2月のPGAツアー「AT&Tペブルビーチプロアマ」では、ジョーダン・スピースが113yd設定の3日目に7番アイアンでグリーンを捉えたシーンが話題を呼んだ。

大きく風の影響を受ける打ち下ろし(撮影/高藪望)

5月に2日がかりでコースを下見した笹生優花はPWで打った翌日、朝からのラウンドで強風に見舞われて5番アイアンを手にしたという。今季の平均飛距離273.17ydを記録しているパワーをもってしても、ロングアイアンを握らされる状況に驚きを隠せなかった。

選手たちがコースで練習ラウンドをスタートした2日(日)以降、それだけの強風はまだ吹いていない。4月にも一度コースをプレーしている畑岡奈紗は「距離だけで言えば50度かピッチングくらい」とヤーデージ通りのクラブを持ち、渋野日向子も「W(ピッチング)か9番」と話したように、ショートアイアンでのチェックに終始している。

開幕してからの風の予報も比較的落ち着いているものの、ひとたび強風が吹けば状況は一変する。この海に面したショートホールで大きくスコアが動く展開となったら、ペブルビーチの本領発揮だ。(カリフォルニア州ペブルビーチ/亀山泰宏)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン