青森県五所川原市の金木小学校沿いにある国道339号歩道の桜並木が、姿を消すことになった。樹勢が衰え、倒木の危険があるためで、道路を管理する県は、今月中旬ごろ伐採することにしている。
伐採されるのは、同校グラウンド西隣の歩道に約120メートルにわたって並ぶ17本のソメイヨシノ。同市金木総合支所によると、相当年数がたっているが、いつごろ植えられたかは不明だという。並木は芦野公園のすぐ近くに位置し、開花時には同公園の桜と一体となって行楽客の目を楽しませてきた。
今年5月、「危険なので確認を」との要望が住民からあり、県が調査した結果、倒木の可能性が高いことが判明。児童の歩く道ということもあり、安全のため切ることが決まった。
伐採後について、同支所の長尾実総合支所長は「来年度以降、市において桜の植樹などの環境整備を進め、長期間にわたる景観と安全性を確保していく方針なので、皆さまの理解をお願いしたい」としている。