安倍派、新体制の結論持ち越し 一周忌後に議論加速させる提案も

自民党安倍派の総会であいさつする塩谷立会長代理=6日午後、東京・永田町の党本部

 自民党安倍派(清和政策研究会)は6日の派閥総会で、会長を務めた安倍晋三元首相死去後の新体制の在り方について議論したが、結論を来週以降に持ち越した。出席者が明らかにした。塩谷立・会長代理は冒頭、会長ポストの空席が続いているのを踏まえ「集団を引っ張っていくリーダーが必要だ」と強調。8日の安倍氏の一周忌を済ませた後に新体制を巡る議論を加速させることを提案した。

 安倍派は事件後、暫定的にベテランの塩谷氏と下村博文会長代理が派閥運営の中心となってきた。これに対し、萩生田光一政調会長や高木毅国対委員長、松野博一官房長官ら「5人組」と呼ばれる勢力が、集団指導体制の実現を目指している。

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