公安庁、アレフ信者3人を告発 再発防止処分に違反疑いで

 公安調査庁は6日、オウム真理教の後継団体「アレフ」に対する再発防止処分で一部使用が禁じられた大阪市生野区の施設に立ち入ったとして、団体規制法違反の疑いで、信者の男女3人を大阪府警生野署に告発したと発表した。再発防止処分に違反したとする告発は初めて。6月16日付。

 公安庁によると、4月19日、生野区の「生野施設」に公安庁が立ち入り検査をした際、3人は施設のうち使用が禁じられた道場で、検査の様子をビデオ撮影したり、大声を上げて妨害したりしたとしている。この容疑とは別に、検査を拒んだとして、他の女性信者1人も同法違反容疑で告発した。

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