【魔女占い】2023年・下半期、キーワードは「二極化」

アメリカで魔女学を修め、当時の全米魔女協会より魔女名「Darkmoon」を受けた日本人初の魔女カメリア・マキが、2023年下半期の運勢を占星術で占います。

事故、事件をもたらす星の配置は2回現れる・・・?

◆発明や発見を司る天王星に、木星が1年かけて通過。

2018年5月、天王星がおうし座に入ることで引き起こされた地球規模での事故、事件の頻発は、2023年3月、緊張と対立をもたらしていた土星がみずがめ座からうお座に移動することで、一旦終了したかのようにも見える。

本来天王星は、発明や発見を司り、科学技術の進展が社会に改革をもたらすという人類への恩恵を授ける天体だが、それをコントロールし、管理するべき人間が技術の進展に相応しい知性を備えていないと、改革は暴走となり、ときに革命や人類そのものの生存を脅かす力ともなり得る危険を秘めている。科学は人類を進化と幸せに導くのか、それとも破壊に向かうのかを、見極めていかなければならない時代が始まったと言える。

2023年5月、この天王星が滞在するおうし座に木星が入り、2024年5月まで1年をかけて通過する。木星は、影響を与える天体が本来備える力をより大きく、拡大するパワーをもつ。2023年になってから俄かに「人工知能は便利なツールか、仕事を奪い、人類を支配する存在となり得るのか」が注目され、議論され始めたのもこの星の配置と関わりがあるように見える。

◆キーワードは「二極化」、国内外での衝突が・・・。

これらの星の配置から2023年下半期の傾向を見ると、キーワードは「二極化」。ひとつの国のなかでは、富や権力を備えた人はより豊かに、大きな力を持ち、そうでない人は最悪生活や生存の不安にさらされる、ということになる。中間はない。「一億総中流」という言葉があった時代が、なにやら懐かしく思えたりもする。

国と国との力関係を見れば、強大な経済力や武力を備えた国家と、貧困や国力(文化も含めて)の低下に苦しむ国とが混在するということになる。強いものが弱いものを支配し、虐げ、貪る方向に進むのか、追い詰められた側が命や国民を犠牲にしても反撃に出るのか。いずれにせよ二極化が極端になると国内外での衝突や対立は避けられそうもない。

火星ー土星ー天王星の事故、事件をもたらす星の配置は2回現れ、1回目は7月11日から8月27日。2回目は10月13日から11月24日となる。このうち特に警戒が必要なのは、10月29日の月食が起こる満月の日前後。自然災害というより、原因は人為的なものである可能性も。

しかしそれならば、人としての知性や想像力を働かせればまだ回避の余地はあるという希望ももてる。国や国民に責任を負う立場の人だけでなく、ひとりひとりが知性と教養を備えた文明人であり続けられるか、類人猿と遺伝子構造が3個しか違わない、ただの地球種の生き物のひとつなのか。考えてみる余地はありそう。

監修/カメリア・マキ

© 株式会社京阪神エルマガジン社