防犯カメラで売れ行き確認 セコム、人手不足解消へ

セコムの新しいウェブサービスのスマートフォン画面

 警備大手のセコムとディー・エヌ・エー(DeNA)は6日、小売店に設置した防犯カメラから商品の売れ行きを確認できるウェブサービスを始めると発表した。スマートフォンやパソコンから映像を確認でき、人手不足による管理の手間を解消する。

 7日に販売を開始し、27日からサービスを始める。料金は月額1万1千円。利用にはセコムのセキュリティーシステムの契約も必要で、別途料金がかかる。2023年度の契約数は千件が目標とした。セコムの上田理常務執行役員は記者会見で「活用されていないカメラ映像がたくさんある。防犯以外の価値をつくっていく」と述べた。無人のジムやシェアオフィスでも展開を想定する。

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