15河川の水質「最も良好」 国交省の22年調査

 国土交通省は6日、全国159の1級河川を対象とする2022年水質調査の結果を公表した。尻別川(北海道)、黒部川(富山)など10道県の15河川を「最も良好」と判定した。うち川辺川(熊本)は17年、荒川(福島)は13年、五ケ瀬川(宮崎)は10年連続だった。

 生活排水などに由来する水の汚れを示す生物化学的酸素要求量(BOD)の年間平均値などを測定。15河川は、環境省の定める報告下限値である「1リットル当たり0.5ミリグラム」などの条件を満たした。

 環境基準は水域ごとに設定されており、889地点のうち840地点(94%)で満たしていた。

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