「スレッズ」登録1000万人 開始7時間で、ツイッター対抗

メタの新SNS「スレッズ」のロゴ=4日(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米IT大手メタのザッカーバーグ最高経営責任者は6日、新たに提供を開始した短文投稿アプリ「スレッズ」の登録者が1千万人を超えたと明らかにした。開始から7時間で達成したとスレッズに投稿した。米ツイッターとの競争が激しくなりそうだ。

 スレッズはメタの写真共有アプリ「インスタグラム」のアカウントをボタン一つで引き継げる。投稿の上限文字数は500文字で、全角140文字のツイッター無料アカウントよりも長文が投稿可能だ。写真や短い動画も添付できる。サイトの見た目や構造はツイッターに酷似しており「リツイート」のような「再投稿」や返信ができるほか、ハートマークの「いいね」ボタンも同じだ。

 米東部時間の5日夜までに人気歌手のシャキーラさんや米公共ラジオ(NPR)などがアカウントを開設した。

 ザッカーバーグ氏は「10億人以上が参加する対話アプリがあってもいい」と述べ、利用者拡大に意欲を見せた。「ツイッターはこれを実現する機会があったが、まだ成功していない」とも投稿し、対抗姿勢を鮮明にした。

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