「光熱費が払えない」「生活が苦しい」 夏休み前に国際NGOが食事支援の準備

「光熱費が払えない」「生活が苦しい」 夏休み前に国際NGOが食事支援の準備

 給食がない夏休み期間中に、経済的な不安を抱える子育て世帯の食事を支援しようと、千葉県船橋市で7月6日、子どもの貧困問題に取り組む団体が、全国5000世帯に贈る物資の箱詰め作業を行いました。

 船橋市内の倉庫では、国際NGOの「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」が行う事業「子どもの食応援ボックス」の箱詰め作業が行われ、物資を提供する企業から参加したボランティアなど、約20人が発送の準備を進めていました。

 この事業は、新型コロナに伴う支援の一環として、2020年から始まったもので、今回は全国の5000世帯に配布します。

 箱には、パスタなどの主食やお菓子、それに文具や日用品が詰められ、5キロのお米とともに、7月中旬から発送するということです。

 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンによりますと、この事業には回を追うごとに応募する世帯が増えていて、同時に実施したアンケートでは、「光熱費が払えない」「物価高騰の影響で生活が苦しい」などの回答が見られたということです。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 川上園子 国内事業部長
「子どもたちにとって楽しいはずの夏休みを、不安抱えながら迎えようとしているのが分かる。少しでもそういう不安が緩和されて、子どもたちの食を支えられれば良いと思う、少しでも喜んでもらえたらいいと思う」

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