トビー・キース、胃がん公表後初のステージで2時間のセットを完走

カントリー・シンガーのトビー・キースが先週末にステージに復帰し、米オクラホマ州ノーマンのハリウッド・コーナーズで2つの本格的なコンサートを行なった。キースは2022年6月に胃がんと診断され、化学療法、放射線療法、手術に過去6か月を費やしたことを公表して以来、今回が初めての公演となる。

週末に行われた、いずれも2時間を超える長さのコンサートの映像がいくつかネットにアップされており、キースがヒット曲「Made in America」、「I Love This Bar」、「Dream Walking」 を演奏している断片が含まれている。キースはイージー・マネー・バンドと、長年の友人でコラボレーターのスコッティー・エメリックと共演した。

これらのコンサートは2023年7月4日の米独立記念日の直前に行われたが、長年にわたり米軍を支援してきたキースにとって最適なタイミングだったのだろう。彼は「American Soldier」や「Courtesy of the Red, White and Blue (The Angry American)」などの楽曲で知られているが、後者は2001年9月11日の米同時多発テロ事件を受けて彼が書いてレコーディングしたものだ。

2022年にキースはがんとの闘いに専念するため、レコーディングと演奏活動を休止した。その約1年後の2023年6月末に彼は、地元紙The Oklahomanに対し、「体調はかなりいい」と話し、「息が続くようになりました。バンドを呼んでセッティングをし、2、3日どこかで演奏して、2時間やり通せるか試してみようと思っています」と、近々ライブ活動に復帰する意向を示していた。

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