「言わんこっちゃない」電動キックボード利用者が飲酒運転で衝突事故…ルール緩和に批判再燃

都会を中心にシェアリングサービスが普及

7月1日の道路交通法改正でルールが緩和された電動キックボード。改正に対して批判の声も多いなか、早速“事件”が起きてしまったようだ。

各メディアによると、6日午前0時10分ごろに大阪市西区の交差点で、電動キックボードとトラックの衝突事故が発生。けが人は出なかったものの、電動キックボードに乗っていた会社役員の男性(33)からは基準値を超えるアルコールが検出されており、大阪府警は道路交通法違反の疑いを視野に入れて捜査を進めているという。

電動キックボードについては、7月1日の法改正によって「運転免許が不要(16歳以上)」「最高速度は20キロ」「ヘルメットの着用が努力義務に」「時速6キロ以下に設定すれば歩道走行可」など、使用に際してのルールが大幅に緩和された。今では自転車並みの手軽さで利用できるとして、人気を集める移動手段になっている。

しかし、利用者の増加とともに、事故件数も年々増加しているのも事実。それ故、今年1月に今回の改正内容が発表されると、「事故が増えそう」「自転車ですらマナーが守られていないのに」と、SNS上でも緩和に批判的な声が多くあがっていた。

そうした批判もあるなかで起きた、今回の事故。さらに利用者が飲酒運転していたこともあって、電動キックボードのルール緩和を改めて疑問視する声が殺到している。

《わざとらしく言いますけど…ほら言わんこっちゃない。規制緩和じゃなくて禁止にすべきですよ、こんなオモチャ》
《凶器が走るようになると思ってたら、さっそく事故してる 電動キックボードは免許制にすべきだし、一般的な自転車も講習や免許制にしてもらわんと危険》
《これからもっと事故は増えそう…なぜ規制緩和したのか疑問。規制されてる時もけっこう危ないと感じる事があったのに…》
《これだけ注意するよう声が上がってたのに。おそらく、氷山の一角でしょうね。手軽さは認めますが、いのちまで軽くなって良いのですか?》
《電動キックボードとトラック衝突…。 ほら言わんこっちゃない。しかも飲酒って》

© 株式会社光文社