駅の隙間埋めるゴム未設置 子ども転落、東京メトロ

 東京メトロは6日、日比谷線の上野駅で、ホームと電車の隙間を埋める転落防止ゴムを社内基準で定めた場所に設置せず、子どもが落下する事故があったと発表した。すぐに駅員らに引き上げられて病院に搬送された。けがはなかった。東京メトロは「設置場所を緊急点検し、再発防止に努める」としている。

 東京メトロによると、6月25日午後5時5分ごろ、子どもが乗車しようとした際、両足を踏み外して、ホームと車両の間にあった約15センチの隙間に転落した。

 社内基準では、隙間が一定程度広い箇所に、くし状の転落防止ゴムを設置することになっている。

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