議長の宣告間違いで議決やり直し 笠岡 誤って可決した条例案を否決

笠岡市役所

 6月定例笠岡市議会で否決された条例改正案が議長の宣告間違いにより可決として扱われたミスを受け、同市議会は6日、臨時会を開いて議決をやり直し、この条例改正案を改めて否決した。

 市が各世帯に配布する指定ごみ袋の枚数を減らす条例改正案。6月26日の本会議で過半数の議員が否決に賛成したが、妹尾博之議長は誤って「可決された」と宣告し、閉会後に誤りが発覚した。

 臨時会では、出席議員15人のうち同条例改正案への賛成は5人にとどまり、妹尾議長はゆっくりとした口調で「本案は否決された」と宣告。議決後に「今後はより慎重に議事運営を行いたい」と陳謝した。

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