【新型コロナ】神奈川の感染者、7週連続増 定点当たり6.30人

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は6日、県内約380カ所の定点医療機関で報告された感染者数を公表した。6月26日~7月2日までの1週間で、1医療機関当たりの平均患者数は6.30人となり、前週に比べて0.23人増加した。5月8日の5類移行後、前週比で増加するのは7週連続。 

 報告された患者数は県内全体で2339人だった。医療機関当たりの報告数は、横浜市で5.84人、川崎市で8.33人、相模原市で5.05人、政令市を除く県域全体で6.26人。

 一方、7月5日時点の入院者数は505人(前週比3人減)で、このうち重症者は17人(1人減)。確保病床の使用率は14.36%で、このうち重症用病床は5.91%だった。

 県の担当者は6日の県議会厚生常任委員会で「第8波と比較すると緩やかな増加傾向にある。医療提供体制に課題がある状況ではないと考えている」との認識を示した。

 5類移行に伴い、感染者数の全数把握は廃止され、定点医療機関から報告される感染者数を県がまとめて週1回、公表することになった。

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