ロリー・ギャラガーのファンがロリーの音楽をテーマにしてクイズ番組で優勝

Rory Gallagher in London in 1972. Photo: Michael Putland/Getty Images

アイルランド出身のブルース・ロック・ギタリスト、ロリー・ギャラガー(Rory Gallagher)の公式YouTubeチャンネルが、彼の大ファンの一人が人気クイズ番組『Mastermind』のオーストラリア版に出演し、優勝を果たした放送回の映像を公開した。

この放送回で、ロリー・ギャラガーのソロ・ベスト盤『Blues』のジャケットTシャツを着て登場した公務員のデヴィッド・フォーリーは、“ロリー・ギャラガーの音楽”を専門テーマに選び、“知られざるロリー・ギャラガーの重要性”についての質問に次のように答えた。

「彼は本当に影響力があります。ただ、彼の功績はあまり世の中に知られていません。シングルを出すことを重要視せず、淡々とアルバムを発表し続け、ツアーをこなし、自分の音楽をやっていたんです」

また彼は、ロリー・ギャラガーが1995年に47歳で早世するまで、残念ながら実際に彼のライヴを見る機会がなかったことも明かしている。

彼はその後も、ロリー・ギャラガーについての驚くべき知識を次々と披露し、視聴者を魅了した。例えば、ロリーが1961年に購入し、生涯弾き続けることになったギターが、1961年製のフェンダー・ストラトキャスターであること。また、彼が注目されるきっかけになったバンドであるテイスト(Taste)や、1975年に彼がオランダでオーディションを受けたバンドはザ・ローリング・ストーンズ(ミック・テイラー脱退後、ロニー・ウッドが後任に決定する前の)だったことも正しく回答した。

さらに彼は、ロリーが、リック・グレッチ、ミッチ・ミッチェル、スティーヴ・ウィンウッドと共にロンドンでアルバムのレコーディングに参加したアメリカのブルース界の巨人がマディ・ウォーターズであることを言い当てた他、ロリーが初めて全英TOP10入りを記録したソロ作品は1972年の『Live In Europe』であること、1971年にリリースされたセルフタイトルのファースト・ソロ・アルバム収録曲『Can’t Believe It’s True』で彼が演奏した楽器の中にサックスが含まれていたことなども正解し、合計獲得19ポイントでこの日の番組を制した。

Written By Paul Sexton

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