【カンボジア】アンコール遺跡観光客、1~6月は38.6万人[観光]

カンボジアを代表する観光名所である北西部シエムレアプ州の世界遺産アンコール遺跡群を2023年上半期(1~6月)に訪れた外国人観光客は前年同期比6.4倍の38万5,769人だった。地元各紙(電子版)が伝えた。

アンコール遺跡群の収入を管理する国営アンコール・エンタープライズの発表によると、1~6月の入域料収入は1,780万米ドル(約25億6,900万円)で、前年同期比7.4倍となった。新型コロナウイルス感染拡大前の2018年1~6月実績と比較すると、29%の水準にとどまっている。

6月単月の実績は、外国人観光客数が前年同月比2.9倍の4万1,012人、入域料収入が同3.2倍の181万1,589米ドルだった。前月比ではそれぞれ10.4%、11.0%減少し、18年6月比ではそれぞれ72.8%減と72.0%減の水準にとどまっている。

観光省の報道官は、中国が今年初めに国境を再開したことを受け、アンコール遺跡群を訪れる中国人観光客が増えることに期待していると述べた。また、シエムレアプ・アンコール新国際空港が予定通り10月に開港すれば、観光客がさらに増えるだろうとも話した。

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