【韓国】SKバイオ、タイにワクチン技術移転へ[医薬]

韓国SKグループでバイオ医薬品を手がけるSKバイオサイエンスは5日、タイ国営の製薬公団(GPO)とワクチンの生産・開発インフラの構築に向けた業務提携を交わしたと発表した。

両社はまず、SKバイオの細胞培養インフルエンザワクチン「スカイセルフル」の生産技術をGPOのワクチン工場に移転する方向で協議する。GPOはSKバイオから供給を受けたスカイセルフルの原液を用いて完成品を生産し、販売許可などの手続きを経て予防接種に活用する計画だ。

■グローカリゼーション事業を展開

SKバイオは今回の協約を機に、タイを皮切りにワクチンインフラが不足する国向けに研究開発(R&D)および生産基盤を提供するグローカリゼーション事業に乗り出す。

将来的には、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国でもワクチン生産技術の移転を推進していく構えだ。

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