米「気候変動」特使、月内に訪中 対話へ機運、米通信社が報道

ケリー米大統領特使(ゲッティ=共同) 

 【ワシントン共同】米ブルームバーグ通信は6日、ケリー米大統領特使(気候変動問題担当)が今月中旬にも訪中し、中国当局者と会談する見通しだと報じた。関係者の話として伝えた。米政府高官ではブリンケン国務長官が6月に訪中し、イエレン財務長官も今月6日から北京を訪問、対話の機運が生まれている。

 ケリー氏は7月16日の週を軸に訪問を調整している。実現すれば中国の解振華・気候変動問題担当特使らと会い、11~12月にアラブ首長国連邦(UAE)で開かれる国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)に向けて意見交換するとみられる。

 中国は世界1位、米国は2位の温室効果ガス排出国。

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