北朝鮮、対米闘争を呼びかけ 休戦70年で「勝利」強調

7日付の北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞が掲載した、朝鮮戦争の「戦勝70年」を記念するメダル(コリアメディア提供・共同)

 【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は7日、朝鮮戦争(1950~53年)の休戦協定締結から今月27日で70年を迎えるのを前に、北朝鮮は侵略を繰り返してきた米国に屈せず、米国が衰退する道を開いたと強調し、国際社会に対米闘争を呼びかけた。

 北朝鮮は27日を祖国解放戦争の「戦勝日」と位置づけている。6月には戦勝70年を記念するメダルも作られたといい、記念日へ向け「勝利」を強調して体制の結束を図っている。

 記事は「国際政治研究学会研究報告書」の体裁で掲載され、北朝鮮は戦争で「野獣のような蛮行」を働いた米国から自主権と尊厳を守ったと強調した。

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