5月の消費支出、4.0%減 3カ月連続マイナス

 総務省が7日発表した5月の家計調査は、1世帯(2人以上)当たりの消費支出が28万6443円となり、物価変動の影響を除く実質で前年同月を4.0%下回った。減少は3カ月連続。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類へ移行し外出に関係した費用が増えた一方、物価高を背景に学生への仕送りなどを切り詰める動きが続いた。

 項目別では、支出の3割を占める「食料」が2.7%減。「仕送り金」は30.9%、自動車購入などの「自動車等関係費」も19.4%と大幅なマイナスだった。一方で食料のうち「外食」が6.7%増えたほか、「宿泊料」は26.2%増となった。

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