国内初“後付け”電動アシスト自転車試乗会

自分の自転車を簡単に電動アシスト自転車に、今後そのような事が可能になるかもしれません。7月6日、国内で初めて電動アシスト機能を後付けした自転車の試乗会が行われました。一体どのようなものでしょうか。

7月6日に江東区で行われたのは、後付けの電動アシストシステムを国内で初めて搭載した自転車の試乗会です。システムの名前は「SmaChari」。開発したのは大手自動車メーカーの「HONDA」です。

田中キャスター:「こちらの通常の自転車にこの装置を付けることで、電動アシスト自転車になるということです」

自転車のフレームとギアの部分に装置を取り付け、専用スマートフォンアプリと連動させるだけで、普通の自転車を電動アシスト車にすることができます。一体どれだけ漕ぎやすくなるんでしょうか?

まずはアシストなしの状態で走ってみると、スポーツタイプの自転車とはいえ、坂道を登るのは中々大変でした。次にアシスト機能をONすると、

田中キャスター:「軽いですね~すごい。ひと漕ぎでビュンビュン進むのが分かりますね」

専用アプリでアシストのレベルを4段階で調整することが可能です。さらに、スマートフォンが近くにない時にはアシストが作動せずロックがかかり、防犯対策もばっちりです。

開発責任者:「私自身が通学ですね、地方で苦労したことがありまして。単に電動であればいいというだけではなくて、既存のお好みの車両を電動化する、そしてコネクテッド化することで、通学に最後は使って頂けるような製品をお届けしたいなというふうに思っております」

この「SmaChari」ですが、現状日本の法律では、使用済みの自転車には取り付けられないため、しばらくは認証済みの一部商品に付ける形での販売となるそうです。SmaChariの開発者は将来、全ての自転車に取り付けられるようにしたいと話しています。

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