経産省、ソフトバンクに助成 AI用スパコン整備に53億円

 西村康稔経済産業相は7日の閣議後記者会見で、ソフトバンクが生成AIの開発に向けスーパーコンピューターを整備する費用のうち約53億円を助成すると発表した。生成AI開発は海外勢が先行。開発には高い計算処理能力を持つスパコンの整備や確保が不可欠とされ、経産省が支援を急いでいる。

 西村氏は開発基盤の整備について「経済安全保障の観点からも極めて重要だ」と説明した。ソフトバンクは本年度中にも独自の生成AI開発を本格的に始める予定で、200億円を投じてスパコンを整備する方針を明らかにしている。

 経産省は、クラウド事業大手さくらインターネットのスパコンにも約68億円の助成を発表している。

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