【フィリーズ３－１レイズ】延長11回タイブレーク＠トロピカーナ・フィールド
フィリーズは１対１の同点で迎えた延長11回表にカイル・シュワーバーとトレイ・ターナーのタイムリーで２点を勝ち越すと、裏の守備でレイズに反撃を許さず３対１で勝利。敵地での３連戦スイープに成功し、貯金を８とした。フィリーズ５番手のマット・ストラムが５勝目（３敗）をマークし、レイズ８番手のライアン・トンプソンは２敗目（１勝）を喫している。
緊迫の投手戦をフィリーズが勝ち切った。フィリーズは先発のクリストファー・サンチェスが打たせて取る投球でレイズの得点をアイザック・パレイデスの15号ソロのみに抑えると、リリーフ陣も無失点リレーを披露。特に10回裏から登板したストラムは、無死２塁から始まるタイブレークの２イニングを被安打０、奪三振３で無失点に抑える殊勲の活躍で、チームに勝利を呼び込んだ。敗れたレイズはわずか４安打とシーズン序盤に猛威をふるった打線が機能せず、７月未勝利で５連敗。点を取った試合では投手陣が崩れるなど投打が噛み合わず、立て直しが必要な状況だ。
一方レイズのスイープに成功したフィリーズはこれでアウェイゲーム12連勝の快挙。シーズン101勝をマークした1976年のアウェイ13連勝というチーム記録（1901年以降）にあと１と迫る好調ぶりを敵地で披露している。前半戦最終戦となる次のカードでは、順位争いを繰り広げている同地区２位マーリンズとのアウェイゲームが控えており、ライバル打倒での記録更新が期待される。
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