モリタ、Magirus社製の戦術的対応ロボット「Wolf R1」を参考出展。電動駆動のリモート型消防用ロボット

Magirus Wolf R1は、危険物の探査、崩壊の危険性、猛暑の発生などの状況下で、緊急部隊が危険区域の外に留まりながら、最高の精度でその場にとどまることを可能にする戦術的対応ロボットだ。特殊なカメラシステムにより、常に最新のライブ画像やビデオを作戦司令部に提供する。また、完全電動駆動により、Wolf R1は最も困難な路面でも目的を持って静かに移動し、ロボットアームを介するなどして柔軟に行動できる。

あらゆる課題に対応

消火活動や復旧作業、自治体や産業部門における緊急事態には、スピード、安全性、柔軟性が非常に重要だ。このような場面で戦術的対応ロボットであるMagirus Wolfの応用分野は非常に多岐にわたる。人間の介在を最小限に抑えることができるため、危険度の高い消火活動、偵察、警備作業に使用でき、救急隊員を最大限に保護できるとしている。

このロボットは特に次のような用途に適している。

  • 植生や森林火災のような不整地での消火活動
  • 工場やビルでの消火活動
  • 攻撃隊の偵察中の消火活動のサポート
  • 赤外線サーマルカメラによる消火活動の支援
  • ウインチによる回収作業
  • 遠隔マニピュレーターおよび/またはRAMANスペクトロメーターによる危険物質の検出と処理
  • 半自律的な入退室作業
  • 消火ルートでの半自律走行
  • トレーラー連結と3トンの牽引荷重によるロジスティクス作業

主な仕様

モジュラー装備コンセプト

Magirus Wolf R1には、顧客のニーズや要件に応じた高品質なシリーズ機器とフレキシブルなオプションが搭載されている。

幅広いオプション

  • Magirus TacticNetモバイル戦術作戦ネットワークとの併用に最適
  • 作戦エリア全体を見渡せる赤外線画像送信機能付きドローンエスコート
  • 安全な距離での作業やサンプリングのためのリモートマニピュレータ
  • 遠隔操作で有害物質を検出するラマン分光計
  • セルフプロテクション用ノズル付き円周型頑丈な中空フレーム:10 barで約50 l/分
  • 220,000m3/hの循環能力を持つ取り付け可能な大型ファンユニット
  • トレーラーカプラー

▶︎モリタ

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