岡山東支援学校生、手作り品販売 高等部 はきはきした接客も好評

岡山東支援学校で開かれた「ひがしマーケット」

 岡山東支援学校(岡山市東区宍甘)で7日、高等部の生徒が手作りした製品を販売する「ひがしマーケット」が開かれた。保護者や地元住民が訪れ、商品を次々と買い求めた。

 知的障害部門の1~3年生約30人がスタッフを務めた。正面玄関前の広場に並べた店舗代わりのテントには、校内の農場で育てた黄ニラやタマネギのほか、生徒が手織りした布にハーブを入れて作った匂い袋などがずらり。喫茶コーナーもあり、近所の農家が栽培したハーブを使い、1杯ずつ丁寧に注いでいた。

 生徒は「いらっしゃいませ」「おいしいですよ」とはきはきした声で接客していた。3年男子(17)は「授業で一生懸命作った商品を買ってくれてうれしかった」、客として訪れた女性(49)=岡山市中区=は「商品を薦めてくれたりして巧みな接客だった。大好きなクッキーも買えました」と話した。

 マーケットは社会でのコミュニケーション力を養う目的で毎年数回、校外で開催。地域との交流を深めようと今回初めて校内に会場を設けた。

岡山東支援学校で開かれた「ひがしマーケット」

© 株式会社山陽新聞社