パンダと一緒に七夕飾り 和歌山、食べ残しの竹を活用

竹を食べるジャイアントパンダの結浜=7日午前、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド

 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で7日、七夕にちなみ、ジャイアントパンダが食べ残した竹に、地元の小学生が未来への願いを書いた短冊を飾り付けるイベントがあった。

 パンダ4頭を飼育する同施設では毎日約150キロの竹の食べ残しが出る。飼育スタッフが、里山を荒廃させる竹を伐採してパンダの餌とし、食べ残しを食器などに加工して有効活用する取り組みを紹介。その後、パンダがいる屋内運動場で小学6年の約50人が、竹から作られた紙の短冊をササに飾り付けた。

 寒川陽美さん(11)は「短冊には『人が亡くなるウイルスのない未来にしたい』と書いた」と話した。

パンダがいる屋内運動場で、短冊を飾り付ける地元の小学生ら=7日午前、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド

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