セルフで焼いてカジュアルに!大人なコースも!シーンごとに使い分ける本格焼き鳥

毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店をつないで紹介していきます。

※この記事は7月3日(月)に放送された内容です。

今回訪れたのは、橿原市にある素材にこだわる「焼鳥 ふじ本」さんです。このお店、ちょっとかわった特徴がみられ、意外な仕掛けが建物にあるそうなんですが…。

お店の中に入ると、焼肉屋のような佇まいにびっくり!

セルフで焼く、鶏焼肉スタイルのお店なんです。カジュアルな感覚で楽しめますが、食材へのこだわりは本格的で、厳選された新鮮な鶏肉が使われています。

出てきたのは串打ちされていない、新鮮な鶏肉たち。お皿に乗っているのは「もも」「せせり」「ずり」「はらみ」「むね」、中心には野菜が添えられています。

さっそく「もも」から焼いていきましょう。よりおいしく食べるための「焼き方のコツ」を教えていただきました!

オーナー・藤本明宏さん

「油を表面に塗ってあるので、まずその面を焼いていただくと良いと思います。脂が落ちて煙がでるのですが、その炭火の煙が鶏につくと香ばしさが増して、よりおいしく召し上がっていただけます。」

たれは二種類。しょう油だれと、にんにくの入ったタマネギだれがあります。「もも」は、味が濃いタマネギだれで食べるのが、店主のおすすめです。

鮮度抜群の朝びき鶏は、肉厚でぷりっぷり。しっかり火を通してもやわらかいです。炭の味がついているのもたまりません。

鶏の首周りのお肉、「せせり」はしょう油ダレで。コリコリした食感がクセになります。

一つの七輪を、みんなで囲んでワイワイ話をしながら焼くのは楽しい食事になること間違いなし。焼いている間は他の一品料理をつまむのも。

ところで…たしかにユニークなセルフ焼き鳥。しかし、建物に仕掛けがあるようには見えません。お店の奥に案内していただくと…そこには先ほどのカジュアルな店内からガラッと雰囲気が変わって、シックな佇まいのカウンターが!?

なんと、ふじ本さんは2つのお店を同時に営業しているんです。厨房は同じですが、お店の入口は別々です。

メニューは先ほどの鶏焼肉とは違い、6,000円のコース料理のみで、大和肉鶏を使用。職人が丁寧に焼き上げた、極上の一本を味わうことができます。お寿司屋さんのように一本一本提供される焼き鳥は、すでに味付けされているので、そのまま食べられます。

いただいた「せせり」は先ほど自分で焼いたものとは全く違います。弾力が強く、うま味もぎゅっと詰まっていて、引き締まったお肉は噛めば噛むほど脂がでてきます。

オーナー・藤本明宏さん

「地鶏なので、飼育日数が長いので、いい弾力になっていると思います。」

そして、次は「もも」と「むね」を使ったつくねをいただきます。もちろん、これも大和肉鶏。とても濃厚で、ビールが進みそうです。

自分で焼くのも楽しいですが、やはりプロの焼き加減は最高でした。

オーナー・藤本明宏さん

「わいわい食べていただくなら、セルフの鶏焼肉で、落ち着いてゆっくり食べていただくなら、カウンターのコースがいいかなと思います。」

家族や友達とは鶏焼肉で、デートなどで訪れるならコースで。一つのお店でどんなシーンでも対応する、おいしい焼鳥屋さんでした。みなさんも、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

■店名 焼鳥 ふじ本

■住所 奈良県橿原市内膳町5-2-40 FACEビル1F北側

■電話 050-8887-2520

■営業時間 17:00~24:00

■定休日 日曜

※この記事は取材当時の情報です。

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