盆栽の第16回「白露展」

盆栽の第16回「白露展」が沼のくらやアートホールで開かれ、秋の趣漂う鉢植えが来館者の目を楽しませている。13日まで。
市内の愛好家でつくる茶の実会(大森博文会長)の7人が、丹精込めて育てた中から17鉢を展示。
たわわに実をつけたゴンズイやサンザシ、マユミ、ミツバアケビ、風格ある幹の真柏、赤松などが目を引き、懸崖造りのツリバナも野趣を醸す。さらに観音菩薩や修行僧を連想させる水石もあり、風流な墨絵の軸が盆栽を一層引き立てている。このほか格安の苗木の即売コーナーが人気。
小田中の女性(73)は「秋らしい鉢もさることながら、樹齢300年という真柏も素晴らしい」。
大森会長(74)=大谷=は「季節を先取りして床の間などに飾る本来のしつらえや、趣向飾りを多くの方にめでてほしい」と話している。

秋らしい盆栽に見入る来場者

© 津山朝日新聞社