札幌のベンチャー 壁画アートで街に彩りを

壁に絵を描く「壁画アート」に取り組むベンチャー企業が札幌にあります。目指しているのはアートによる地域活性化です。白いコンテナの壁に絵具やスプレーで絵を描くアーティストたち。実はこのコンテナ、中に入ると…トイレや、サウナになっています。コンテナがあるのは来月グランドオープンする、札幌南区のアウトドア施設「芸森ワーサム」です。施設の運営会社の依頼を受け、アート制作を手掛けるのは札幌のベンチャー企業です。JAPAN AX PROJECT山田社長「元々無機質なコンテナにアートを入れるだけでもポジティブな印象を与える。巨大な壁だし、極端な話コンテナごと移動もできる。壁画をモチーフにするのは親和性が高いのではないか」。このベンチャー企業は去年9月に設立されました。JRの廃線跡地の活用プロジェクトにも選ばれていて、今後札幌の再開発で生まれる囲いの壁などで壁画アートに取り組みたいと言います。JAPAN AX PROJECT山田社長「シャッター街にもアートがあるだけで全然印象が違う。アートによってポジティブになると人々がそこで何か新しいものを生み出そうという源になる。壁画がその一助になればいい」。

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