●職員、タオル掲げ
能登空港は7日、2003年の開港から丸20年を迎えた。20周年を記念したポケットモンスター（ポケモン）のラッピングが施され、にぎやかな雰囲気の中、空港職員が羽田便の利用客164人を出迎え、祝福ムードに包まれた。
3階展望デッキでは、のと里山空港のポロシャツ姿の職員約30人が啓発グッズのタオルを掲げ、羽田便で到着した客を迎えた。横浜市の会社員見延駿さん（33）は出身地の能登町宇出津のあばれ祭（まつり）に参加するため家族と帰省し、「20周年とは知らなかった。これからも空港を利用して祭りを楽しみたい」と話した。
ラッピングは石川県とポケモンのグッズ専門店「ポケモンセンターカナザワ」のタイアップイベント。空港の出入り口や1階から2階へ上がる階段などに施された。ポケモンたちと撮影できるパネルも設置された。能登地域を巡って宝探しをするイベントも同日始まった。ラッピングとイベントは9月30日まで。
能登空港は2003年7月7日に開港した。羽田便が1日2往復し、県によると、開港以来の利用者数は278万8258人となっている。
●8、9日に記念行事
開港20周年記念式典・イベントは8、9日、同空港や隣接する日本航空学園体育館で行われる。
