年金運用2兆9千億円黒字 22年度、国内株上昇

 公的年金の積立金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は7日、2022年度の運用実績が2兆9536億円の黒字だったと発表した。円安により、輸出関連企業の業績改善の期待が高まったことから国内の株価が上昇。外貨建て資産の評価額も膨らんだ。

 22年度の運用利回りは1.50%。市場運用を始めた01年度以降の累積収益額は108兆3824億円となった。22年度末の運用資産額は200兆1328億円となり、年度末時点で初めて200兆円を突破した。

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